フジコーワ工業SDGs宣言
当社は、国際社会の一員として、持続可能な開発目標(SDGs)を積極的に支援しています。
群馬・玉村町に生産拠点を構え、約80年程。
自然や歴史が豊かな地の中で、玉村工場では、国際規格(ISO9001:「継続的な品質の維持向上」のための品質マネジメントシステム 及び ISO14001:「持続可能な開発」のための環境マネジメントシステム)の認証も取得し、街に根ざし、環境に配慮したモノづくりを続けてきました。
今回、2030年に向けたアクションを設定するSDGsの趣旨にも賛同し、工場のスタッフとも何に取り組めるかの議論を重ね、「SDGs宣言」として策定したものを公表するとともに、ここに宣言した取り組みの実現を果たして参る所存です。
(2022年4月20日 記)
フジコーワ工業 SDGs宣言書
「フジコーワ工業はSDGsに積極的に取り組み、社員各人が当社に属していることを自分と自分の家族に誇れる企業となる。」
- 1. 就業規則の内容及び表現について、多様性を伴うディーセント・ワーク実現に根ざしたものに改訂する。
- 2. 『特定化学物質』を含む有機溶剤を2030年までに使用禁止とする。
- 3. 2030年までにフォークリフトの電動化を100%、社有車の電動化を50%達成する。
- 4. エネルギー効率の高いLED照明に順次置き換え、旧式の電灯(水銀灯)からの置き換えを2025年までに完了させる。
- 5. 新たに開発するコンテナケース製品に再利用可能なアルミ素材・鉄系素材を使用し、生地・ベルト類についてはリサイクル材を積極的に使用していく。
- 6. アルミ素材と鉄系素材を分別し、リサイクル効率を高め産業廃棄物排出量を削減する。
長く使えるモノを、傍らに。「30年選手」を輩出する製品づくり
一般的に、「キャリーケースは消耗品」と言われることも少なくない中で、PROTEX製品においては、多くの現役「20年選手」「30年選手」がプロフェッショナルの傍らにあり続けています。
消耗品としての製品ライフサイクルに留める様な妥協を許すことなく、ロングランを前提に製品開発に取り組んで来ました。
SDGsに高感度なユーザーの皆様にも、「安心して長く」使って頂けるモノづくりをこれからも続けて参ります。
環境効率、経済効率の高さから再評価されゆくアルミ製品
陸軍指定工場としてのアルミコンテナ製造をルーツに、多くの堅牢アルミ製品を官公庁からアスリートに至るまで、幅広いプロフェッショナルに収めてきました。
例えば、現在おそらく国内で唯一当社が製造し続けている折りたたみ式アルミコンテナも、1963年(昭和38年)より取り扱っているものです。当時はその環境効率、経済効率の高さから、運輸業界を中心に、数万台単位での納入も行っていました。
運送現場においてはその後、取り回しの良さから段ボール材に置き換わってしまいましたが、機密書類や器材の保管輸送に現在でも使われ、建築業界からのオーダー、店舗什器、パーソナル用途におけるガレージインテリアetc…
時代に応じた用途の拡がりとともに、そのサステナブル性や経年変化を味わうというビンテージ性から、新たにスポットが当たっていると感じています。
「堅牢である」という要件にサステナブルという新たな文脈が与えられゆく時代の要請に応え続けられる様、引き続き当社ならではのモノづくりを追求して参ります。